OBのお客さんから電話があって、「ちょっと来て欲しい」と
言われました。
行って話しを聞くと、突然訪問して来た、
本人が瓦屋の職人という見知らぬ業者に、
「お宅の瓦、ひずんでいますよ!
今補修しないと大変な事になりますよ!」
と言われて、不安になって僕に連絡して来たそうです。
「大丈夫ですか?」と言う不安げなお客さん・・・。
「取りあえず見てみましょう」と、屋根の上と屋根の下
(つまり2階の天井裏)に上がってチェックしてみたのですが、
特に問題がある様には思えません。

(屋根のチェックの時はオペラグラスなんかで見たりします)
お客さんに、「その業者はどこが”ひずんでいる”と言ったの?」
と聞いてみると、あの棟の辺り・・・と屋根の棟を指差します。

・・・ま、確かに真っ直ぐじゃあありませんね。
ただこれは真っ直ぐじゃあないのですが、
長い年月が経過すると(ちなみに築35年)こんなふうに
なってしまう事ってよくあります。
で、これが問題か?と言うと”今回は特に問題なし”です。
「今回は特に問題なし」と書きましたが、
問題がある場合も当然あります。
この家も良いか?悪いか?と聞かれると良くはないです
・・・棟瓦が蛇行しているのだから・・・。
でも、今の所、雨漏りや瓦のズレによる問題は起きてないし
屋根裏も問題無かったので”今回は特に問題なし”としたのです。
今回訪問した業者はたいして診断もせずに
ただお客さんを脅して屋根の補修をさせようと
思って言っているだけなのです。
お客さんにこの事を告げると、ホッとした表情になりました。
最近この手の話をよく耳にします。
よく聞く例としては、
「今、近状で外壁の塗装をやっている。もうすぐ完成して
足場をバラすのだけど近状なのでついでにお宅の外壁塗装を
させてもらえるのなら足場を格安でやるけどどうですか?」
とか、先で書いた様に
「お宅の外壁(屋根)はこのままじゃあマズイですよ。
今、たまたま近くで仕事しているので、
ついでに入らせてもらえるのなら格安で直しますよ」
とか、
「外壁の張替しませんか?今モニター期間中で、弊社のパンフレットに
お宅のビフォアアフタの写真を載せてもらえるのなら半額でやりますよ」
みたいな感じです。
「今近くでやっているので・・・」と言う業者には、
「それって何処?仕事を見たいので何処か教えて、
見に行ってみる」と言うと良いです。
悪徳な奴なら、「この辺りの地理に詳しくないので
上手く説明できない」とか
「お客様に了解を取らないとダメで、多分了解してくれない」
などど言います。
・・・つまり近所でやっているというのは嘘なんですねー。
「モニター価格でやります」というやつは、
実際にはかなりボッタクリな(2倍近い価格)見積りを持って行って、
それを、「半額で良いですよ」と言うんです。
何で、それを知っているのか?と言うと、
かつてお客さんが、その業者と僕に同時に見積りを依頼して、
僕の出した価格が、その業者の出した価格の半分以下だったのです。
なーるほどね。そういう仕組みかー・・・て感じです。
こう聞くと突然訪問してくる業者はすべて悪徳なのか?
と思ってしまいますが、当然中にはまともな業者も居ます。
じゃあそれをどうやって見分けるのか?と言うと
残念ながらこうすれば良いという方法はありません。
ただ、その業者以外でも見積もりを取ってみて下さい。
見積もりを取る業者はどこでも良いですが、地元の工務店
が良いのでは?と思います。
訪問した業者が、「今でないとこの金額ではできませんよ」
なーんて言って他の業者の介入を阻止しようとしても、
「じゃあ来月お願いしようと思ってたけどダメね」
なんて言うと絶対に、「何とかします」って言うに決まってます。
地元の工務店は信用が大切なので、おかしな事は基本しません。
2社で見積もりを取って比べてみて下さい。
意外な答えが返ってくるかも?しれませんよ。
(見積もりは単純に金額で決めてはいけませんよ、
中身をよーく見て下さい)
最近、消費者センターに掛かってくる、訪問業者への苦情が
増えているそうです。
正直、訪問業者の言葉は巧みで、話を聞いていると
「今ここでお願いしなければ・・・」なんて思ってしまうそう
ですが、”今すぐやらないと、大変な事になる”なんて
本当に今大変な事になっていない限り(今、正に雨漏りしてる。とか
今来た地震で崩れそう。とか)そんなにあるもんじゃあありません。
何でもそうですが、物事を決める時は、1歩離れてちょっと考えて
みましょう。
意外と冷静に判断できます。
”それでもよくわからない”という方!
良かったら僕に声かけて下さい。
裏表お教えしますよ。
え?・・・そういうお前は大丈夫か?って
・・・うーん、そう言われるとちょっと自信が無いので
ベテラン監督と一緒にお話しまーす。


